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2014年4月 5日 (土)

移植待ち

今年の1月、こんな内容の手紙が大学病院からきました

『献腎移植登録中のみなさまへ』

(略)

今年度より献腎移植登録患者様に対しまして、年1度の移植希望施設での診察が義務化されました。 受診の目的としましては、現在の患者様の身体状態を確認し、脳死もしくは心停止ドナーが発生した場合に移植を円滑に行えるようにするためですので、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い致します、

(略)

へぇ~って感じなんですが、私の場合は、今通っている大学病院が移植希望施設なので、予約の上、昨日、『移植・再建・内視鏡外科』を受診してきました。

手紙には、『受診の際には、一般的は検査と移植医による診察があります』

って書いてあったのですが、結局検査は特に受けることなくあっという間に終わっちゃいました(苦笑)

というのも、結局普段から『腎・高血圧・内分泌科』に来て、採決等の検査をしているので、『移植外科』でわざわざ採る必要はないでしょうって。


とは言え、診察では、

「もりもりさん、舌癌されれてますよね~、、えっと、何時でしたっけね~(カルテをめくる)」

「…2010年でしたかね~」

「あ、そうですね。それでですね、舌癌というのは、癌の中でも悪性度の高い癌なんですよ。」

「……はい……、でも、全部採りきれたって、先生が言ってましたけど……」

「そうなんですが、臓器移植をすると、免疫抑制剤を使うので、万が一癌があったりすると、その進行を促進させてしまうことになってしまいます。それで、こちらとしては、一応5年間は、もし移植の順番が回ってきたとしても、見送っていたんです」

なんか、そういう話、聞いたことがあったような気もするなぁ…なんて思いながら先生の話を聞いていました。

「それで、登録はこのまま続けていただくとして、今年1年だけは、順番が回ってきても見送ってこのまま透析でがんばってもらうということにしたいと思うんですが…」

一瞬、「移植はできません」なんて言われるのかと、どきどきしちゃいましたが、、このまま登録を続けて移植の機会を待つ事となりました。

あっという間の診察の後、移植コーディネーターの方とお話させてもらいました。

なにせ、透析導入時にちょこっと話を聞いたっきり。
この9年あまりの間に、臓器移植法の改正などもあって、疑問に思っていたこととかいろいろあったので、この際素朴な(?)疑問を聞いてみたのであります。

一番の驚きは、幸運にも、移植のチャンスが回ってきたとしても、すぐに「はい、移植です」とは行かないということ。

脳死移植の場合は、実際に移植になるまでには12時間くらい時間があるそうなので、その間に、全身、あちこちを検査して、移植OKとならなければいけないそうなんです。胃カメラなんかも飲まないといけないそうで……

これが心停止後となると、時間はもっと短いので、その短い時間の間にばたばたと検査を受けることになるそうです

         ……まじっすか!!(汗)

「だから、普段から体調を整えておかないとね、風邪ひかないのはもちろんのこと、虫歯や歯周病なんかもきちんと治療しておいてね」

虫歯の菌が心臓に飛んで心内膜炎を起こした…なんて例もあるくらいなので、たかが虫歯と侮ってはいけないんですね~


そんなわけで、少なくとも来年までは、移植は受けられない…ということで、来年以降、移植の機会が回ってくることを祈りたいと思います

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