バラバラ事件発生!?
私が普段飲んでいる薬は近所の薬局からもらっています。
そこは、病院ののお薬だけでなく、市販薬や日用品(歯ブラシ、石鹸など)も扱っている普通の薬局です。
もう10年近く、そこでお薬をもらっているので、おとくい中のおとくいさんです(笑)。
その薬局はおじさんと娘さんが薬剤師です。
実は、お薬をもらうと調剤室にある分包機で『一包化』をしています。
セルフサービスで(笑)。
ことの始まりはちょうど私がここの薬局でお薬をもらうようになって数年たった頃のこと。
今現在も9種類くらいの薬を飲んでいるのですが、その当時は今以上に種類も多く、錠数も沢山ありました。
沢山の薬袋を抱えている私をみたおじさんに、
「沢山飲んでるよね~。飲むの大変じゃない?」
そう聞かれたのがきっかけでした。
「毎回プチプチ取り出すのは結構大変です」
という私に、
「それだったら、『一包化』してあげようか?」
「『一包化?』」
「そう。朝飲む薬、昼飲む薬、夜飲む薬、ってひとつの袋にまとめちゃうんだよ」
「へえぇ~。その方が楽かも…」
「じゃあ、今度からそうしてあげるよ」
そう言ってくれたのです。
…何で今はセルフサービスなのかって?
実は、大学生くらいまではおじさん(または娘さん)が一包化してくれていたのです。
ある日、たまたまその日は薬局が忙しかったらしく、私が薬を取りに行った時に、まだ薬は出来ていなかったのです。
私が取りに行った時もまだ少しばたばたしていて、忙しそうだったので、
「私がやりましょうか…?」
そんな訳で、自分の薬だし…ってことで、お薬をそろえてもらって、私が自分で飲みやすいようにプチプチやっている訳です。
さて、今回もいつものようにプチプチ一包化をしていました。
錠剤も全部セットして、いざスタート
ガチャン…パラパラパラ…ガチャン…
「ん?」
何か、いつもと違う音がする…と思ってみてみたら…
「うわ~っ!!」\(*0*)/
なんと、袋がきちんと閉じていなかったため、せっかくプチプチとそろえたお薬が見事なまでに床に散らばっていたのでした…
「あ~」
私の声におじさんがとんで来ました。
「あらら… また、なっちゃったか…」
「また?」
「最近、調子悪いんだよ、この機械」
おじさんの話ではここのところ、私のように薬をばら撒いてしまったことが何回かあったそうなのです。
そこへ、配達に行っていた娘さんが帰って来ました。
「お~い、またなったぞ」
と言うおじさんに、
「え~、ホントに?」
分包紙を熱でくっつけているのですが、その熱が低かったようで、うまく接着しなかったみたいです。
「ごめんね~」
そう言いながら、また新しい薬を出してくれました。
「床に落ちちゃったし…それはいいから」
熱すぎても袋が溶けちゃうし、ぬるずぎてもくっつかないし…ちょうどいい温度が日によって違うらしいのです。
結局、温度を少し上げたので、今度はちゃんと分包完了。
かえっておじさん達に悪いことしちゃったような気もしますが…
…でも、これが本当のバラバラ…事件?
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